LINE乗っ取りは、アカウントを奪われて友人に詐欺メッセージを送られたり、ログインできない状態にされたりする深刻な問題です。乗っ取られたかどうかの見分け方、乗っ取られた後の緊急対応、そして乗っ取りを防ぐための設定まで、2026年10月時点で確認したLINEの仕組みをもとに解説します。
情報の確認日:2026年10月29日(LINE公式ヘルプ・LINE公式お知らせをもとに確認)
結論:乗っ取りはすぐに確認・対処できる
- 乗っ取りの最大の兆候は「身に覚えのないログイン通知」「知らない端末がログイン中」「友人に変なメッセージが送られている」です。
- まだログインできる場合は、今すぐパスワード変更→「ログイン中の端末」で不審な端末をログアウト→「ログイン許可」をオフにするのが最優先。
- ログインできない場合は、LINEヘルプセンターから本人確認を経てアカウント復旧を依頼する必要があります。
- 乗っ取りを防ぐには「ログイン許可オフ」「パスコードロック」「パスワードの使い回し禁止」「認証番号の厳重管理」が効果的です。





LINE乗っ取りとは?
LINE乗っ取りとは、第三者があなたのLINEアカウントを不正に使用できる状態にする行為です。乗っ取られると、勝手にメッセージを送られたり、友だちを追加されたり、プロフィールを変更されたりする被害が発生します。
乗っ取られると何が起きる?
- 友人に詐欺メッセージや怪しいURLを送りつけられる
- プリペイドカードやギフトカードの購入を促すメッセージが送られる
- ログインできない状態にされ、自分のアカウントに戻せなくなる
- LINE Payなどの決済機能が不正利用される可能性がある
- 登録しているメールアドレスや電話番号が変更され、本人確認が難しくなる
乗っ取られているか確認する方法
チェック①:ログイン中の端末を確認する
最も信頼できる確認方法は、「ログイン中の端末」の一覧を確認することです。
- LINEアプリを開く
- 「ホーム」→右上の「設定」(歯車マーク)をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「ログイン中の端末」をタップ
- 表示された端末一覧を確認し、身に覚えのない端末がないかチェックする

見知らぬ端末(Windows PC・Mac・タブレットなど)が表示されていたら、その端末名の右側にある「ログアウト」をタップしてすぐに締め出しましょう。ログアウト後は必ずパスワードを変更することが重要です。
チェック②:不審なログイン通知を確認する
LINEは別端末からのログインがあると通知を送ります。通知欄に身に覚えのないログイン通知が届いていないか確認してください。

- ログインした端末名(PC名やブラウザ名など)
- ログインした日時
- ログインした場所(IPアドレスから推定)
ただし、この通知自体が偽物(フィッシング詐欺)の場合もあります。通知内のリンクは絶対にタップせず、必ずLINEアプリ本体の設定画面から確認してください。
チェック③:友人から「変なメッセージが来た」と言われていないか
乗っ取りの犯は、乗っ取ったアカウントから友人に詐欺メッセージを送るのが典型的な手口です。
- 「プリペイドカードを買ってほしい」という連絡が来た
- 怪しいURLや投票依頼が送られてきた
- 不自然な日本語のメッセージが届いた
友人に「変なメッセージが来た」と言われたら、早急に自分のアカウントを確認してください。また、友人のアカウントが乗っ取られている可能性もあるため、LINE内のメッセージだけで信用せず、別の手段(電話・SMSなど)で直接確認することが大切です。
チェック④:自分の送信履歴を確認する
自分のアカウントから送った覚えのないメッセージや、怪しいURLが含まれたメッセージが送信されていないか確認しましょう。
- 「認証コードを教えてください」というメッセージ
- 「こちらのURLをクリックしてください」というリンク
- 「プリペイドカードを購入してください」という依頼
送った覚えのないメッセージがあれば、アカウントが乗っ取られている可能性が高いです。
チェック⑤:プロフィールや設定が変更されていないか
乗っ取り犯は、なりすましのためにプロフィール画像や名前を変更したり、登録しているメールアドレスや電話番号を変更したりすることがあります。
- プロフィール画像や名前が知らないものに変わっている
- 登録メールアドレスが知らないアドレスに変わっている
- 電話番号が変更されている
乗っ取りチェックリスト一覧
| チェック項目 | 危険度 | 状況 |
|---|---|---|
| 身に覚えのないログイン通知が来た | 高 | 不正ログインの可能性大 |
| 突然ログアウトされた | 最高 | 別端末からログインされた可能性 |
| 送った覚えのないメッセージがある | 最高 | アカウントが操作されている |
| 知らない端末がログイン中端末に表示 | 高 | PC等から不正アクセス中 |
| プロフィールが勝手に変更されている | 中 | 乗っ取り犯がなりすまし準備中 |
| LINE Payに不審な履歴がある | 最高 | 金銭的被害が発生している |
乗っ取られた後の対処法
パターンA:まだLINEにログインできる場合
乗っ取られても、ログインできる状態が続いている場合は、すぐに以下の対応を取ることが可能です。
#### ステップ1:パスワードを変更する
まずはパスワードを変更して、乗っ取り犯が再度ログインできないようにします。

- LINEアプリを開く
- 「ホーム」→「設定」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「パスワード」をタップ
- 現在のパスワードを入力し、新しいパスワードを設定する
新しいパスワードは、他のサービスで使っているパスワードと違うものを使い、8文字以上で英数字と記号を組み合わせることが推奨されます。
#### ステップ2:ログイン中の端末で不審な端末をログアウトする
パスワードを変更した後は、「ログイン中の端末」の一覧に戻り、身に覚えのない端末をログアウトします。
- 「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」をタップ
- 見知らぬ端末があれば「ログアウト」をタップ
- 確認画面で「ログアウト」を選択
#### ステップ3:「ログイン許可」をオフにする
PCやタブレットなど、手机以外の端末からのログインを制限します。
- 「設定」→「アカウント」をタップ
- 「ログイン許可」のトグルを「オフ」にする
これで、PC版LINEやWeb版LINEからログインすることができなくなります。PC版LINEを使用する必要がある場合は、使用する時だけ「オン」に変更しましょう。
#### ステップ4:メールアドレスと電話番号を確認する
乗っ取り犯が登録情報を変えている可能性があるため、以下を確認します。
- 「設定」→「アカウント」をタップ
- 登録されているメールアドレスと電話番号が自分のものか確認
- 変更されていた場合は、正しい情報に修正する
#### ステップ5:友人に ئۇقتۇرۇشする
自分のアカウントから怪しいメッセージが送られている場合、友人に「私のアカウントは乗っ取られた可能性があります。不審なメッセージを受け取った場合は無視してください」と伝えましょう。
パターンB:ログインできない場合
乗っ取り犯がパスワードを変更していたり、電話番号やメールアドレスを変えていたりすると、自分でログインできない状態になります。
#### ステップ1:LINEヘルプセンターから再ログインを試みる
ブラウザ(SafariやChromeなど)からLINEのヘルプセンターにアクセスし、「ログインせずに続ける」を選択して、登録していた電話番号やメールアドレスで本人確認を試みます。
#### ステップ2:LINEカスタマーサポートに問い合わせる
再ログインができない場合は、LINEカスタマーサポートへの問い合わせが唯一の手段です。
問い合わせの際は、以下の情報をできるだけ詳しく伝えることで本人確認がスムーズになります。
- アカウント登録時の電話番号
- 登録メールアドレス
- LINEのプロフィール名・アイコン
- 最後にメッセージをやり取りした相手と内容
#### ステップ3:友人に通知する
アカウントの復旧には時間がかかる場合があるため、期間中得到は別のSNSや電話で連絡を取り合うようにしましょう。
パターンC:友人から「変なメッセージが来た」と言われた場合
自分のアカウントから友人に怪しいメッセージが送られている場合、以下の対応を取りましょう。
#### ステップ1:友人に直接確認する
まず、LINE以外の手段(電話・SMS・別のSNS)で友人に直接確認し、「私のアカウントは乗っ取られている可能性があります」と伝えます。
#### ステップ2:メッセージに返信しない・リンクを踏まない
乗っ取り犯は、返信やリンクのクリックを通じてさらなる詐欺を狙っています。メッセージには一切返信せず、リンクもクリックしないようにしてください。
#### ステップ3:乗っ取り対策を実行する
上記の「パターンA」のステップ1〜3を実行し、アカウントのsecurityを確保します。
LINE乗っ取りの手口
手口1:フィッシング詐欺(偽サイトへの誘導)
偽のLINEサイトに誘導し、ログインIDやパスワードを入力させる手口です。
見分けるポイント:
- LINEは公式メールやSMSで「パスワードを入力してください」と求めることはありません
- URLが「line.me」「linecorp.com」以外の場合は偽サイトです
- 「○時間以内」「アカウント停止」など、急がせる表現があれば要注意
手口2:認証番号詐取
友だちになりすまして、「認証番号を教えてほしい」と求めてくる手口です。
認証番号は、誰にも教えてはいけません。LINEの認証番号は、アカウントの乗っ取りに使われる重要な情報です。
手口3:電話番号詐取
「個人情報を確認したい」などと言って、電話番号や住所などを聞き出す手口です。
LINE上で個人情報を送信しないことが重要です。
手口4:パスワードリスト攻撃
他のサービスで流出したパスワードを使って、同じパスワードのアカウントに不正ログインする手口です。
パスワードの使い回しは厳禁です。
手口5:Wi-Fi盗聴
公衆Wi-Fiなどの不正なネットワークで通信を傍受し、ログイン情報を盗む手口です。
公衆Wi-Fiではログインしないことが安全です。
手口6:SIMスワップ
携帯電話会社に不正にSIMカードの再発行を依頼し、あなたの電話番号を受け取る手口です。
携帯会社のSIMロックを設定することで防止できます。
乗っ取り手口の比較表
| 手口 | 攻撃手段 | 対策 |
|---|---|---|
| フィッシング詐欺 | 偽メール・偽サイト | URLを必ず確認、公式アプリから操作 |
| 認証番号詐取 | 友だちになりすまし | 認証番号は誰にも教えない |
| 電話番号詐取 | 個人情報の聞き出し | LINE上で個人情報を送信しない |
| パスワードリスト攻撃 | 流出情報の悪用 | パスワードを使い回さない |
| Wi-Fi盗聴 | 通信の傍受 | 公衆Wi-Fiでログインしない |
| SIMスワップ | SIMカードの不正移行 | 携帯会社のSIMロックを設定 |
乗っ取りを防ぐ対策
対策1:ログイン許可をオフにする ⭐最優先
PCやタブレットなど、手机以外の端末からのログインを制限します。
「設定」→「アカウント」→「ログイン許可」を「オフ」にします。PC版LINEを使用する必要がある場合だけ「オン」に変更しましょう。
対策2:パスコードロックを有効にする ⭐重要
LINEアプリを開く際にパスコードを要求する機能です。
- 「設定」→「プライバシー管理」をタップ
- 「パスコードロック」のトグルを「オン」にする
- パスコードを設定する
対策3:Webログインの2要素認証をオンにする
Web版LINEを使用する場合は、2要素認証をオンにすることでセキュリティを強化できます。
対策4:パスワードを他のサービスと使い回さない ⭐重要
一つのサービスで流出したパスワードが、他のサービスでも使われる「パスワードリユース攻撃」を防ぐため、各サービスで別のパスワードを使用しましょう。LINEにログインできない時の対処法の記事でも、パスワード忘れやアカウント復旧について詳しく解説しています。
対策5:認証番号・パスワードは誰にも教えない ⭐最優先
LINEの認証番号は、アカウントの乗っ取りに使われる重要な情報です。友人や家族であっても、絶対に教えないでください。
対策6:友だちへの追加を許可をオフにする
知らない人から友だち追加をできないようにします。
「設定」→「プライバシー管理」→「友だちへの追加を許可」を「オフ」にします。
対策7:定期的にログイン中の端末を確認する
月1回程度の頻度で「ログイン中の端末」を確認し、不審な端末がないかチェックする習慣をつけましょう。アカウントのセキュリティ確保は、バックアップが進まない時の原因と対処法の記事でも解説している通り、こまめな確認が重要です。また、LINEバックアップとiCloudの記事では、クラウド上のデータ保護についても詳しく解説しています。
NG行動:絶対にやってはいけないこと
❌ 認証番号を他人に教える
友だちや家族であっても、LINEの認証番号を教えるとアカウントを乗っ取られる可能性があります。認証番号は你自己で管理するものであり、他人を求められた場合は詐欺の可能性が高いです。
❌ 不審なリンクをクリックする
URLが「line.me」「linecorp.com」以外の場合は偽サイトです。「○時間以内」「アカウント停止」など、急がせる表現があれば要注意です。リンクをクリックすると個人情報が盗まれる可能性があります。
❌ 何度もログインを試みる
乗っ取られた疑いがある場合、何度もログインを試みることでアカウントが一時的にロックされる可能性があります。まずは「ログイン中の端末」を確認し、不審な端末をログアウトしてから対応しましょう。
❌ 乗っ取り犯のメッセージに返信する
友人に変なメッセージが送られた場合、乗っ取り犯はあなたになりすまして返信を待っています。メッセージに返信すると、さらなる詐欺のターゲットにされる可能性があります。
❌ 端末を初期化する
乗っ取られた疑いがある場合、端末を初期化すると証拠が消えてしまい、乗っ取り方の手口を特定できなくなります。まずは証拠を保全してから対応しましょう。
よくある質問
LINE乗っ取りは本当にある?
はい。2026年現在もLINE乗っ取りは報告されています。特に、フィッシング詐欺や認証番号詐取による乗っ取りが深刻な問題となっています。
乗っ取られたかもしれない。最初にやることは?
まずは「ログイン中の端末」を確認し、身に覚えのない端末があればログアウトしてください。その後、パスワードを変更し、「ログイン許可」をオフにするのが最優先です。
ログインできなくなったらどうする?
LINEヘルプセンターから「ログインせずに続ける」を選択し、本人確認を経てアカウント復旧を依頼してください。本人確認ができない場合は、LINEカスタマーサポートに問い合わせる必要があります。
友人のLINEが乗っ取られているかもしれない時は?
メッセージに返信したりリンクを踏まず、LINE以外の手段で友人本人に直接確認してください。その後、乗っ取り対策を実行するよう伝えましょう。
乗っ取りを完全に防げる?
完全に防ぐことはできませんが、「ログイン許可オフ」「パスコードロック」「パスワードの使い回し禁止」「認証番号の厳重管理」を徹底することで、リスクを大幅に下げることができます。
LINE Payも乗っ取られる?
はい。LINE乗っ取りにより、LINE Payの不正利用も発生する可能性があります。乗っ取られた場合は、すぐにLINE Payの利用履歴を確認し、不審な取引があればカード会社やLINE Payサポートに連絡してください。
まとめ
LINE乗っ取りは、早期発見と迅速な対応が重要です。「ログイン中の端末」の確認、「ログイン通知」のチェック、友人の反応の確認によって、乗っ取りの兆候を逃さないようにしましょう。
乗っ取られた場合は、パスワード変更→不審端末のログアウト→ログイン許可のオフが最優先です。ログインできない場合は、LINEヘルプセンターやカスタマーサポートに早急に問い合わせてください。
防止策としては「ログイン許可オフ」「パスコードロック」「パスワードの使い回し禁止」「認証番号の厳重管理」が効果的です。これらの設定を今すぐ確認し、セキュリティを強化しましょう。
この記事で解説した乗っ取り対策は、LINEバックアップが進まない時の原因と対処法やLINEバックアップでiCloudにアクセスできない時の解決法の記事でも、アカウントのセキュリティに関する重要なポイントを解説しています。また、ログインできない場合の詳細はLINEにログインできない時の対処法の記事をあわせてご覧ください。機種変更で新しい端末に移行する場合は、かんたん引き継ぎやiPhoneへの引き継ぎの記事も参考にしてください。バックアップがうまくいかない場合の具体的なケースは30%で止まる、96%で止まる、「不明なエラー」の対処法の記事も参考にしてください。
参考:LINE公式ヘルプセンター/LINE公式お知らせ/LINE Matters「アカウントのsecurity」





